宵っ張りラジオステーション

夜更かしさん向けのラジオ放送局!

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【乗るしかない】バーチャル空間の開発を急げ!!【このビッグウェーブに】

絶賛夜更かし中のみなさん!

こんばんわ!

 

 

宵っ張りラジオステーションは

今夜も元気にスタートします!

 

パーソナリティーガガーリンと申します!

 

 

私事ではありますが、

今週は仕事が忙しくてなかなか自宅のベッドで

寝ることができませんでした。。。

 

 

週末は自宅でゆっくり過ごしたいものです。

でもずっと自宅にいるのも退屈ですよね。

 

「自宅にいながらどこにでも出かけられないかなあ。」

 

そんなとき気軽に出かけられるのが

バーチャルリアリティーの世界です!!

 

 

実は今、

バーチャル空間の開発がかなり活発になっています。

人類にとって第2の地球ともいえる世界の到来が

かなり現実味をおびてきています。

 

 

遠くない未来には、

自宅にいながらエンタメやビジネスをすることが

ごく当たり前になるかもしれません。

 

 

このビッグウェーブに乗り遅れるわけにはいきません。

 

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さて、今回は頭を使うのはほどほどに、

エンターテイメント業界を飲み込む勢いで成長する

バーチャルリアリティーの世界にみなさんをお連れしましょう!

 

今夜も素敵な音楽を用意したので、

コーヒーを片手に、お付き合いのほどよろしくお願いします!

 

 

 

 

さっそく、本題に入りましょう!

まずはバーチャルリアリティーがどのように普及してきたか

振り返るところから始めましょう!

 

Play Station VR

VR(virtual reality)の世界を一般世間に普及させたのは

2016年にソニーインタラクティブエンタテイメントから発売された

Play Station VRといっても過言ではないでしょう。

 

 

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VRゴーグルを装着し、ゲームの世界に没入することができます。

 

エンターテイメントとしてバーチャル空間への入り口を開き、

世間に新しい風を吹かせました。

 

 

バーチャルユーチューバーの登場

2016年。

時代はYouTuber戦国時代。

 

世界中のYouTuberがしのぎを削るなか、

彗星のごとく現れ、圧倒的に人気を集めた存在。

それがバーチャルYouTuber です。

 

2016年。

それはわれらが親分

キズナアイちゃんがデビューした年です。

 

 

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人工知能を自称する彼女ですが、

かわいいルックスと人工知能とは思えない天然な性格で

圧倒的な人気を誇っています。

 

 

3次元でなければアニメでもでもない。

これぞ日本が世界に誇るジャパニーズカルチャーです。

 

バーチャルYouTuberの登場によって、

バーチャル空間の開発と次世代のエンターテイメントに

ますます拍車をかけていくことになります。

 

 

 

さて、ここからは

現在進行形で開発されていく

バーチャルリアリティーの世界を追いかけていきます!

 

 

仮想空間ライブハウス「Zepp VR

バーチャルYouTuberの活躍はYouTubeだけに留まらず、

音楽シーンへと展開していきます。

 

2018年8月31日

バーチャル空間にライブハウスが設営されました。

その名もZepp VR」 

 

 

Zepp VR」は

バーチャルイベントサービス「Cluster.」という

プラットフォーム上につくられたライブサービスです。

 

その名の通りバーチャル空間のライブハウスで

観客は自宅からVRゴーグルを通してライブに参加します。

 

 

日本のライブシーンにかかせないあの「Zepp」の名を冠している、

Zepp VRでライブを行ったのは

バーチャルYouTuberブーム火付け役の一人

輝夜 月」

 

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輝夜月LIVE@Zepp VR」と題されたイベントは

かなりの大盛況を見せたようです。

 

ぼくは残念ながらライブをみることはできなかったので、

ネットでライブレポートをたくさん読みました。

 

 

ライブの様子はこちら記事を読んでみてください!

panora.tokyo

 

 

ちなみにこのライブを機に

彼女はSONY MUSICとアーティスト契約を締結しました。

 

 

 

これからは音楽シーンにも

バーチャルリアリティーの世界が浸透していくと予想されます。

 

 

 

閑話休題

バーチャルYouTuberの中にも

「歌ってみた」系を得意とする人が結構多いですよ。

 

歌が得意なYouTuberはいつかオリジナル曲にたどり着くんです。

うちのおばあちゃんが言ってました。

 

 

今ではバーチャルYouTuberもオリジナル楽曲に力を入れています。

いろいろチェックしてみると面白いですよ!!

 

最近では「Pafume」などをプロデュースする、中田ヤスタカ氏なども楽曲提供に積極的です。

有名なボーカロイドプロデューサーたちもたくさん参入しています。

 

もっと語りたいのもヤマヤマですが、この辺にしておきます。

 

 

 

バーチャルライブカルチャー元年

平成が終わりを告げ、新元号となる 2019年は

バーチャルライブカルチャーの元年となりそうです。

 

 

バーチャル空間に世界規模の

VRライブ会場をつくるという構想があります。

 

株式会社「LATEGRA」(ラテグラ)の発表によると

「VIRTUAL LIVE ARENA」(通称VLA)

というサービスが2019年春にスタートするようです。

 

 

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「VLA」はVRヘッドマウントディスプレイを装着すれば

世界中からアクセス可能なライブハウスです。

 

 

さまざまなアーティストやバーチャルYouTuber

ここでライブをすると発表がありました!

 

 

自宅にいながら派手なライブを楽しめる時代が

まもなくやってきます!

 

非常に楽しみです!!

 

 

こういったバーチャル空間のプラットフォームは

今後もたくさん開発されていくでしょう。

 

SNSプラットフォーム開発のときと同じように

こちらもかなり熾烈な戦いになりそうです。

 

しかし、乗るしかないんです。

このビッグウェーブに。

 

バーチャル空間を制するものが

第2の地球を手に入れるのですから。

 

 

バーチャル空間上のエンターテイメント

さて、ぼくたち一般人にとって

バーチャル空間で活動することははまだ先の話なのでしょうか。

 

 

あまり実感がわかないですよね。

ぼくもそうです。

 

 

ですが、バーチャル空間でのエンターテイメントは

かなり盛り上がりを見せていることも事実です。

 

 

先ほど紹介したライブサービスもその一例ですが、

実は「だれでもバーチャルYouTuberになれる」んです!!

 

特別な設備は必要ありません。

スマホ1つあれば十分です。

 

お手持ちのスマホから

App storeもしくはgoogle play storeの検索欄に

「バーチャル」と入力してみてください。

 

だれでも簡単に

バーチャル空間にもう一人の自分を作り出して

エンターテイメントを提供する側になれますよ。

 

 

これを機にバーチャルYouTuberを始める方は

一報ください。応援します!!

 

 

とにかく、バーチャル空間への入り口は

すでに開かれているんです。

 

それも非常に簡単に。

 

 

現実より優れた現実

ここまでさんざんエンタメ領域について語ってきましたが、

バーチャル空間の真価は非エンタメ領域にこそ

存在するといった声も少なくないのです。

 

 

ここで、バーチャル空間に詳しい方に

インタビューしてきました!

 

と、言いたいところでしたが、

あいにくそんなツテはありません。

 

 

そこでバーチャルリアリティーの本質に迫ってみたいと思います。

 

 

バーチャルリアリティーという言葉は

「見かけやカタチは原物ではないが、本質的には同じ効果を持つ」

という定義をされています。

 

ようするに「ほぼ現実」として扱えるということです。

 

 

そしてバーチャル空間には現実空間が超えられない壁を超えられる。

そんな3つの機能があります。

 

1.空間を超える

 

2.感覚を超える

 

3.時間を超える

 

 

 

ほぼ現実として扱うことができて、

なおかつ現実が超えられない壁を超えることができる。

 

 

いうなれば、「現実より優れた現実」

それがバーチャルリアリティーです。

 

 

そんな便利なもの、人類が手放すわけがないですよね。

現実より優れたバーチャル空間の開発を目指して

世界中が動いています。

 

 

どうですか?

乗るしかないですよね?

このビッグウェーブに。

 

 

しつこいですか。

分かりました。

 

 

 

じゃあ今回はこの辺にしておきましょう。

 

 

 

魔法の世紀

この記事を執筆しながら、ある本を思い出しました。

 

落合洋一氏の「魔法の世紀」です。

 

落合氏が著中で述べているのは、

「世界の魔術化が進んでいる」ということです。

 

(これはこの本で述べていることのうちのほんの一部でしかないのですが)

 

 

インターネットの普及によって世界中の情報が手に入ったり

パソコンの普及によって音楽を作る環境が簡単に整ったり

時間や感覚を超越した体験ができたり 

 

科学やテクノロジーによって、

まるで魔法のように見えることが日常茶飯事で起こります。

 

本著では、世界の魔術化とこれからのテクノロジーについて

落合氏の研究を重ねながら述べてあります。

 

 

ところで、バーチャル空間の開発はまさに

「世界を魔法で覆いつくす」ことに他ならないと思いませんか?

 

バーチャル空間なら

空も飛べる、瞬間移動もできる、ドラゴン退治もできる

すきな見た目に変身できる

もちろんビジネスも、恋愛も。

 

 

興味があるかたは「魔法の世紀」(落合洋一著)

ぜひ読んでみてください。

 

 

さて、本日はこの辺にしておきましょう!

みなさんもよい日曜日を過ごしてください!

 

 

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それでは!

 

 

【眠れない夜のお供に】宇宙は鉄を作るために存在している???

夜更かしが大好きなみなさん!
こんばんは!


本日からブログタイトルを
「宵っ張りラジオステーション」と改め、
眠れない夜ならではの音楽と話題をお届けします!


「眠れない夜のお供に」シリーズ略して「夜共シリーズ」
メインパーソナリティを勤めるガガーリンさんと申します。
どうぞ宜しくお願いします!



みなさん
あったかいコーヒーでも準備してゆっくりしていってください!


本日は宇宙好きならご存じ
長沼先生の「宇宙は鉄をつくるために存在している」という説をご紹介します。





宇宙は鉄をつくるために存在していた!

こう語るのは科学界のインディージョーンズこと長沼教授です。
なにかと変わったことをするのが大好きなようで
深海魚を生で食べたこともある、探求心に溢れた先生です。


いったいなぜこんなことをいいだしたのでしょうね。
YouTubeに動画が上がっていましたが
公式のものではなさそうなのでリンクを張るのはやめておきます。
気になる方は調べてみてください。


地球は水の惑星といわれていますが、
地球に存在する水の質量は全体の0.002%ほどしかないんです。
実は地球の質量の3分の1は鉄でできているんです!


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そんな鉄をつくるために宇宙が存在するとは、
どういった意味なのでしょうか。


実は鉄の原子は、非常に安定しているといわれています。
宇宙が不安定な状態から安定した状態へむかっているとすれば、
いずれすべての原子は鉄になるはずです。


つまり宇宙は鉄を作るために存在しているのです!


鉄が安定しているってどうゆうこと??

まずは宇宙のはじまりから見てみましょう!

宇宙のはじまりはビックバンといわれています。
(厳密にはビックバンよりもっと前の段階があるともいわれています)
このときの原子宇宙には水素・ヘリウムのような軽い原子しか存在しませんでした。


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ビックバンによって宇宙にばらまかれた原子たちは
互いに衝突・結合を繰り返しながら別の原子や分子にカタチを変えていきます。


この営みは現代も続いています。
最たる例は宇宙に輝く恒星です。


太陽は核融合という原子同士の結合によってエネルギーを生み出し、
光や熱を地球に恩恵をもたらしています。


核融合の結果、より重い原子が生成されて恒星の中心へ沈んでいきます。
恒星の中心に沈んだ原子同士は、自分たちの重さ(重力)によってむりやり押しつぶされ、
やがて超新星爆発という現象が起こります。

こうして広大な宇宙は爆発物の残骸や放射線で満たされていきます。


そうしておなじような営みが続いていきます。


なぜこんな話をしたのかというと、
核融合」、「核分裂」が鉄に大きく関係しているからなんですよ!

難しい話は置いておくとして、
このグラフでは
鉄より軽い原子は「核融合しやすい」
鉄より重い原子は「核分裂しやすい」
ということを示しています。


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ようするに、鉄原子は「核融合核分裂」しにくく、
原子のなかでも一番安定しているということですね。




なぜ鉄なのかは長沼先生にも想像がつかない


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鉄がいくら安定していても、
すぐにすべての原子が鉄になるわけではありません。


はじめに地球の質量の3分1は鉄が占めているという話しをしたのを覚えていますか?


宇宙の核融合核分裂が繰り返されるたびに超新星爆発の残骸が
鉄となって惑星を形成し続ければいつかはすべてが鉄になりますよね。


長沼先生いわく、1000億年以上という
途方もない時間がかかるだろうとのことです。


宇宙にとって鉄をつくることに意味があるのか。
なぜ鉄が必要なのか。

それとも宇宙に意味などなくて
偶然、鉄がつくられるだけなのでしょうか。。。


これは長沼先生にも残念ながら想像がつかないそうです。






宇宙は巨大な製鉄工場だった?!

ここからは私の持論。
というよりただの妄想話ですが、お付き合いください。


最近よく言われてますよね。
「人類の存在・宇宙には意味などない」

鉄にも意味なんてないんでしょうか?


それにしてもただの時間つぶしに鉄を作ってるだけって
なんだかつまらないですよね!

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図1 仕事を干されて退屈そうな男性会社員(社内ニート)が暇そうにしているイラスト


ってか、めんどくさくないですか?
最初から鉄、作っちゃえばいいのに…

って思いませんか?


もしかして宇宙を作ったヒト(人間ではないと思いますが)って
鉄そのものは作れないけど、鉄の作り方は知っていたんじゃ、、、?


そう考えるとなんだか宇宙って
製鉄工場みたいに感じませんか?

水素を原料にして鉄をつくる工場。
お客様への納期は1000億年!!みたいな


そう考えれば、ほかにも宇宙が存在して、
それぞれの宇宙でいろんなものを作っていると考えるのが自然ですよね。


鉄をたくさん作って他の次元の宇宙と貿易でもするんですかね?
んで、最終的にはでっかいガンダムでも作るんですかね?



宇宙はでっかいガンダムをつくるために存在していた!!!


さて、今日はこの辺にしておきましょう!

最後の冗談はさておき、、、

鉄は人間にもかかせない存在ですよね。
ヘモグロビンがたりなくなってくると貧血を起こしてしまいます。


鉄分の豊富な海では、生態系が活性化するといった話も聞きますし、
鉄って生命維持活動には必要不可欠なんですよね。


てことは、宇宙は鉄を作るためにあって
鉄は生命を守るためにあるんですね。


頭がグルグルして眠くなってきました。


いまや世界的にも宇宙への大航海時代に突入しようとしていますが、
いずれ宇宙の存在する理由について答えが見つかるかもしれませんね。


みなさんがこの話題に興味を持って頂けていれば幸いです。


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よい日曜日を過ごしてください!
それでは、また来週!!

【DTMお悩み解決】シンセソフト「massive」をcubaseで使う方法

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DAW初心者でありながら、希望に満ちた未来の大物作曲家のみなさん!

作曲活動は捗っていますか??

 

作曲活動に悩みはつきものですよね。

「作曲の手法」はともかくとして,,,

DAWの操作方法」についてのお悩みを抱えていらっしゃる方は非常に多いと思います。

 

何を隠そうぼくもその一人です。

DAWの使い方については機械音痴なのでさっぱりです。

 

この度、Native Instruments

シンセ音源「massive」を購入したのですが、

cubase上に表示されなくて非常に困りました

 

分かっている人からすれば、

「そんなの当たり前だよ」ってことも多いのですが、

初心者にはそんな常識がわからないので一大事になります。

 

 

そんなわけで、前置きが長くなりましたが 

せっかくプラグインソフトを買ったのに

なぜか動作しなくて困っている方の

お悩み解決記事です。

 

Native Instrumentsプラグインソフト音源が、

cubaseで動作するようになるまでの手順を紹介します。

 

cubaseをお持ちで、これからソフトウェアの購入を検討されている方も参考にしてみてください。

 

動作環境は「cubase elements 9.0」です。

この記事は2019年1月のものです。

 

 

 

1.Native Accessをインストール

Native Instrumentsのソフトウェアは「Native Access」を通してインストールできます。

購入したプラグイン音源などのソフトウェアがインストールされているか再度、確認しましょう。

※この辺は購入した際にNative Instrumentsからメールで手順が送られてきていると思います。そちらを参照してください。 

 

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「INSTALLED  PRODUCTS」に購入した製品がラインナップされていれば、インストールが完了しています。

今回はプラグイン音源ソフトの「massive」とアンプシミュレーター「guiter rig PRO 5」を購入しました。

 

2.cubaseを立ち上げる

続いて、いつも通りcubaseを立ち上げます。

 

画面上部のツールバーより「プロジェクト」→「トラックを追加」→「インストゥルメント」と選択すると画像のような画面が表示されます。

 

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本来なら赤く囲ったあたりにインストールしたソフトが表示されているはずです。

 

「massiveが見当たらない。」

 

cubaseに付属していた他のインストゥルメントトラックは表示されているのになぜ「massive」は表示されないのでしょうか。

 

いやー、困りました。

いろいろと探ってみたところ、理由が判明しました。

 

 

なぜこのようなことが起こるのか簡単に説明しますね。

 

たしかにPC上にプラグインソフトはインストールされているのですが、それだけではcubase上で動作させることができません。

 

なぜならcubaseプラグインソフトがPCにインストールされたことを知らない」からです。

プラグインソフトをcubaseで使用するには、cubase側でプラグインソフトを探す」という工程が必要になります。

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なるほど、非常にわかりやすいですね。

 

具体的な解決方法は次章です。

 

3.プラグインソフトの保存先を探す

というわけで、インストールしたプラグインソフトがPCのどこに保存されているのか探しに行きましょう。

 

まずは、PCのドライブCを開きます。

 

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続いてProgram Filesを開きます。

※動作環境が32bitの場合は「Program Files(x86)」を開きます。どちらかわからない場合は両方探してみてください。

 

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ありました!

Native Instruments」というファイルです。

 

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中にはしっかりと「massive」と「guiter rig PRO 5」が保存されています。

 

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ちなみに下の方には「Steinberg」というファイルがあります。

中にはcubaseのファイルが入っています。

 

これらがそれぞれ別のファイルに保存されていたために、massiveがcubase上で動作しなかったようです。

 

場所が分かったので、cubase側からプラグインソフトを探しに行きましょう!

 

4.プラグインマネージャーでファイルをスキャニング

まずはcubaseを立ち上げます。

画面上部のツールバーより、「スタジオ」→「VST プラグインマネージャー」を選択します。

 

プラグインマネージャーはcubaseで扱えるプラグインソフトを管理するものです。Native Instrumentsプラグインソフトがラインナップされていないと、cubase上でmassiveを使うことができません。

 

プラグインのパスを設定することでcubaseからプラグインソフトへのアクセスが可能になります。

赤く囲った「+ボタン」からプラグインパスの追加を設定します。

 

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先ほど探してきたNative Instrumentsのファイルを指定→「OK」を選択

cubaseがスキャンを開始します。

スキャンには5~10分ほど時間がかかるかもしれません。

 

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スキャンが終了すると、プラグインマネージャーの一覧にNative Instrumentsプラグインがリストアップされるようになります。

 

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ちなみに「guiter rig」はVSTエフェクトの方にしっかり入っています。

 

これでmassiveが使えるようになっているはずです。

画面上部のツールバーより「プロジェクト」→「トラックを追加」→「インストゥルメント」と選択します。

 

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そしてmassiveをクリックすると,,,

 

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やりました!!

massiveが使えるようになりました。

 

 

半額セールや無償配布を見逃すな!

はい。めでたしめでたし。

これでシンセ音源にしばらく困ることはなさそうです。

 

今回はmassiveを使えるようにするまでをまとめました。

ほかのソフトについても同様で、プラグインマネージャーから

指定のファイルをスキャンすることで使えるようになります。

参考にしてみてください。

 

cubaseに付属されているhalion sonicなどでも十分に作曲は可能ですが、慣れてくると少し物足りなくなって外部のプラグインソフトが欲しくなると思います。

 

プラグインソフトは定期的にセールをしていることが多いです。

 

2018年12月のセールでは、massiveは「50%OFF」でしたよ。

また、今回購入した「guiter rig」についても体験版であれば、無償で入手することができます。

Native Instrumentsのアカウントを作成して、体験版を試してみるのも良いと思います。

 

欲しいソフトがあれば、定期的に情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

それでは、未来の大物作曲家のみなさん。

よいDTMライフを!!!

 

【火星大接近】火星移住計画のイロハ

火星が古来より、戦乱・災厄・そして「凶」をもたらす兆しと言い伝えられてきたのは、その赤黒くギラついた輝きがギリシャ神話に登場する「軍神アレース」を想像させたからでしょう。

 

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アレースはローマ神話では「軍神マルスという名で登場しています。

火星が英語で「mars(マーズ)」と呼ばれるのはそのためです。

 

アレースとマルスは同一人物でありながらも、それぞれの神話における人格は異なるものでした。

 

ギリシャ神話の軍神アレースは、激しい乱戦と殺戮を司るとされています。

一方で、ローマ神話の軍神マルスは、勇敢であり、理想の青年像として慕われ、主神並みに崇拝される神として描かれています。

 

どちらをとっても、勇敢で戦乱の世を象徴する存在として描かれています。

 

火星のすさまじい輝きがほかの星々を圧倒する様は、さながら他国を圧倒的に支配する軍神のようにも見えてきます。

古代の人々はとても感受性が豊かだったのでしょう。

 

 

時は流れ、2018年7月。

火星が15年ぶりに地球に大接近しているのは、みなさんもご存じの通りです。

皆既月食をみることはできたでしょうか。

(あいにくぼくは見られませんでした。)

 

 

現代を生きるぼくたちは火星を、軍神としてではなく、別の意味で捉えています。

「新たな移住先の最有力候補」です。

 

火星に関するニュースをよく耳にすることも多いと思います。

 

そこで!

この記事では、人類のたどってきた火星探索を紹介するとともに、火星移住計画の全貌についてお話していきます!

 

日本でも、もちろん火星に関する研究は進んでいます。

こちらも併せてご紹介します。

 

 

 

 

角のとれた小石が教えてくれたこと

火星とはどんな星なのでしょうか。

かつて噂されたように、知的生命体が存在する確率はあるのでしょうか。

 

 

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19世紀の科学者、パーシヴァル・ローウェルが唱えたのは、

「火星には知的生命体が存在する」というものでした。

 

この説は多くの人々の興味を引き、続々と火星に探査機が送られるようになりました。

しかし、探索は残念な結果が続きました。

知的生命体の存在はおろか、「火星の表面は大気が薄く」・「強い太陽風が吹いていて」・「液体の水が存在しない」、といったことが次々に明らかになってきました。

 

 

ところが、1997年にアメリカの探査機、「マーズ・パスファインダー」がついに大きな成果をあげました。

 

「角のとれた小石」の発見です。

なぜ小石が大発見なのか、みなさんにはわかりますか?

 

 

(シンキングタイム) 

 

 

そのとおりです!

 

かつて火星には河があったという証拠になるからです!

 

星に生命体が存在するためには、3つの条件があります。

「液体の水」・「有機物」・「エネルギー」です。

 

条件のうちのひとつである、安定した液体の水が存在しうる可能性が見えてきました。

最近、この発見を裏付けるような新たな発見がありました。 

 

 

NASAの火星探査機「キュリオシティー」が、火星の地中に幅20キロもの湖があることを発見したのです!

 

火星に液体の水が存在する決定的な証拠はこれが初めてです。

 

これを受けてオープン大学のマニッシュ・パテル博士は非常に興味深いことを語りました。

「火星の知的生命体は地中にいるのかもしれない。」

 

角の取れた小石が教えてくれたのは、知的生命体の存在なのかもしれません。 

 

 

火星で安心して眠れるのだろうか

火星で知的生命体が生きていけるかもしれないという証拠が少しずつ揃い始めました。 

ただし、確証が得られたわけではありません。

 

それでも、火星移住計画は着実に前へ進んでいます。

 

 

2024年に火星に人類を送ると宣言しているのは、ご存じスペースX社CEOの「イーロン・マスク」です。

 

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他にも、NASAやオランダの民間団体「マーズ・ワン」が火星移住計画を進めています。

 

 

いずれ地球は、環境破壊・人口増加などによって危機的状況に陥るかもしれません。

そうなれば、ぼくたちは宇宙に出ていくしかないでしょう。

 

火星移住計画は、そのための技術を早急に確立するというミッションを背負っています。

 

マスク氏の計画では、100年後には火星に自立した都市を創り上げることを目標としています。

 

スペースX社は民間企業でありながら、国際宇宙ステーションへのドッキングを何度も成功させています。

また、2018年2月に打ち上げられた「ファルコン・ヘビー」には27基ものエンジンの出力を精密に制御する技術があります。

 

人類を移送する手段は確実に成長を見せています。

ところで、火星表面で暮らしていくこと自体に大きな問題はないのでしょうか。

 

食糧や水分、住む場所などは、技術的になんとかなるかもしれません。

しかし、火星という星そのものが抱えている大きな問題が2つあります。

 

 

1つ目の問題は、強い放射能です。

先ほど紹介した、火星探査機「キュリオシティー」の調査によると、火星上で4,5日過ごすだけで、約2.4ミリシーベルト放射線を浴びてしまうことが分かりました。

 

この数字は、地球で1年間暮らしている間に浴びる放射線とほぼ同じ数字です。

 

火星には磁気がなく、大気もかなり薄いため、宇宙からの放射線を十分に遮ることができないのです。

さらに地球から火星への渡航には、最短でも3~6か月かかるといわれています。

渡航中も強い放射線を浴びることになってしまっては、なんのために火星に移住するかわからなくなりますよね。

 

放射線を確実に防ぐ技術を確立するか、地中に都市を建設するか。

いずれにしても、放射線対策への回答を強く求められます。

 

 

2つ目の問題は、巨大な砂嵐です。

火星では6~8年に1度の頻度で星全体を飲み込むほど巨大な砂嵐が起きています。風速は秒速数十メートルにも及び、これが数か月続きます。

 

火星の大気は地球の100分の1程度なので、建物を吹き飛ばすほどの力をもちません。

しかし、砂嵐の中にはかなり小さな微粒子も含まれているようで、呼吸器官への悪影響や、電子機器の故障といった問題が発生します。

 

また太陽光が遮られてしまうので、太陽光発電が機能しなくなってしまうと、エネルギーの枯渇問題にも発展しかねません。

 

 

この2つの問題は、火星という星ならではの特性です。

 

放射線対策の宇宙服でガチガチに固められて、巨大な砂嵐から身を守るためにコロニーの中だけで暮らすことを想像すると、かなり窮屈です。

 

人類が生きていくには過酷すぎる星なのかもしれません。

 

 

 

火星移住、本気ですか?

「火星移住計画って本気なの?」

「ぼくたちが生きているうちは無理でしょ」

 

こんなふうに思っている方もたくさんいらっしゃると思います。

 

答えはこうです。

「本気です。そして、今生きている人の多くが、火星への有人飛行を目撃するはずです。」

 

その証拠を2つお見せしましょう。

 

 

1つめの証拠は、民間企業の参入です。

これまで、宇宙事業というのは国家事業でした。莫大な資金と研究が必要だからです。

ところが近年になって、民間企業が宇宙事業に参入し始めました。

 

スペースX社や、ボーイング社は代表的なところです。

(ボーイング社はもともとNASAから受注を受けていましたが)

 

他にもAmazon創始者ジェフ・ベソス氏がブルー・オリジンという企業を立ち上げるなど、アメリカでは1000社以上ベンチャー企業が宇宙事業に参入しています。

 

ベンチャー企業たちの競争によって、宇宙開発はますます熱を帯びていくことになるでしょう。

 

 

2つ目の証拠は、スペースX社の存在です。

2018年2月に打ち上げられた「ファルコン・ヘビー」は、革新的なものでした。

高さ70メートルと、現行機種のロケットでは一番の大きさを誇ります。

 

このときファルコン・ヘビーから、テスラ社のロードスターが惑星軌道に切り離され、宇宙をドライブする映像が注目を浴びました。

 

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ロードスターを運転するのは「スターマン」と名付けられた男で、太陽系を半永久的に周回し続けます。

 

余談ですが、このロードスターはマスク氏の私物だそうです。

 

 

ここからが重要です。

ファルコン・ヘビーには次なる宇宙船の構想が込められていました。

 

「ビッグ・ファルコン・ロケット」

通称「BFR」と呼ばれるスペースX社が開発中の新たな宇宙船です。

 

高さ106メートルにも及ぶころロケットは、100人もの乗客を招くことができるように設計されています。

 

そしてこのBFRは2019年にも飛行試験を実施する可能性があるとのことです。

BFRは火星移住計画において、人間を移送する手段として位置づけられています。

 

そして2024年には、初めての火星への人類移送が行われる予定です。

 

面白いことにBFRは、国際線旅客機としての運用も視野に入れていて、東京-NY間を37分で移動する計画があります。

 

国際線にロケットが用いられることが常識となれば、量産体制が整ってコストの大幅減少につながります。

民間企業の参入もこれまでより容易になり、ますます宇宙事業は発展していきます。

 

マスク氏はここまで想定して、BFRの開発を進めているのです。

 

 

いかかでしょうか。

この2つだけ見てみても、火星移住計画がかなり現実味を帯びてきたのではないでしょうか。

 

宇宙事業は民間人の仕事になり、ますます手の届くところまで近づいてくるシナリオがすでに描かれているのです。

 

 

軍神マルスの息子たち

ローマ神話で描かれる軍神マルス

彼はいつも2人の息子を連れていました。

 

恐怖を意味する「ダイモス」、敗走を意味する「フォボス」の2人です。

戦争に恐怖や敗走はつきものです。

まるでマルスの違った一面を描いているかのようにも見えてきます。

 

マルスの名を冠した星「火星(mars)」には2つの衛星があります。

それぞれを神話になぞらえて「ダイモス」・「フォボス」と呼ばれています。

 

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フォボスのサンプルを入手せよ

フォボスダイモスは、火星とほかの天体が衝突したことで誕生したとする「ジャイアント・インパクト説」が有力です。

 

つまり、フォボスダイモスに着陸してサンプルを持ち帰ることができれば、火星の起源がわかってくるのではないでしょうか。

 

これを実現しようとしているのが、我らが「JAXA」です!

 

JAXAMMX計画」では、フォボスに着陸し、10グラムのサンプルを持ち帰ることを目標としています。

 

はやぶさ2」では、サンプル採取目標が100ミリグラムと設定されているので、かなり大がかりな計画であることが見て取れます。

 

 

ほかの惑星の衛星からサンプルを持ち帰るというのは人類初の試みです。

MMX計画は2024年の打ち上げを予定していて、2029年に地球への帰還を目指しています。

 

2029年には解析技術がさらに発展していて、大きな発見につながることを期待しています。

 

我らがJAXAの挑戦をみなさんもぜひ一緒に応援しましょう!! 

 

 

最後に

2018年の夏の天体ショーは楽しんでいますか?

火星の他にも土星木星も見ることができますよ!

8月のペルセウス座流星群も楽しみですね!

 

参考までに国立天文台が公表している、夏の夜空の見取り図をつけておきますね。

 

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地球と火星は2年2か月に一度、接近します。

つまり効率よく火星に探索機を送るためにはタイミングを見計らうことが大切です。

(燃料を節約するのか、最短で到達するのかといった考え方にもよりますが)

 

 

 

近い未来でいうと、2020年がそのタイミングにあたります。

各国から火星への探査機がいっせいに送り出される年になるでしょう。

 

アメリカの「マーズ2020」

ヨーロッパ・ロシアの「エクソマーズ2020」

アラブ首長国連邦の「アル・アマル」

 

この3つが有名なところです。

2020年は火星旅行ラッシュともいえるかもしれないですね!

 

 

人類の火星への興味は、大きくなるばかりです。

 

火星に大都市が建設され、火星に旅行に行くような時代になるかもしれません。

世はまさに大航海時代です。

 

そうなったら一度は火星に行ってみたいですね。

民間企業が参入しまくっているので、お金さえあれば火星に連れてってもらえるかもしれませんよ!

 

そんな妄想はさておき、宇宙に関するプロジェクトはたくさんのロマンを与えてくれます。

 

宇宙の謎が全部解けるまで、生きていたいです。

大接近している火星に向かて思いを馳せるとしましょう。

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

なにか質問や間違っているところがあればTwitterで教えてください!

 

宇宙のことを語り合いたい!という方も大歓迎です!

 

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【遺伝子特集】遺伝子組み換えって??

皆さんは「遺伝子組み換え」、「ゲノム編集」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

どちらも遺伝子に関する技術です。

前者は、特に主婦の方なら日常的に耳にすることが多いかもしれません。

 

スーパーに並んでいる食品には「遺伝子組み換えではない」といった文言がよく見られます。つまり日常的に遺伝子という言葉は耳にしているはずです。

 

意識的に遺伝子組み換え食品を避けて買い物するようにしている方もいらっしゃるとおもいますが、その意味を本当に理解していますか?

 

遺伝子工学という分野は、遠くに見えて実はぼくたちの生活にすでに浸透しているといっても過言ではありません。 

 

さらに近年、「ゲノム編集」というこれまでの遺伝子研究の常識をひっくり返す成果が発表されました。

 

ゲノム編集とはどんな技術なのでしょうか?

 

そしてこれからぼくがお話しようと思っているのは、ゲノム編集が世の中にもたらす影響についてです。

 

話が長くなってしまうので、順を追って説明していこうと思います。

今回は特に「遺伝子組み換え」に注目してお話していきます。

 

これらの技術は、これからの時代を生きていく上で、避けて通ることのできない重要なテーマになると考えています。

 

正しい知識を身に着けて、自分なりの判断・考えを持つための材料になれば幸いです。

 

 

 

 

なぜ遺伝子を操作する必要があるのか

遺伝子研究ときくと、なんだかマッドサイエンティストが人体実験をしている映画なんかを思い浮かべてしまいそうです。

 

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遺伝子研究を悪用しようとするマッドサイエンティストの図。

 

ぼくの好きな映画「キャプテンアメリカ」にもそんな話がありました。

この映画は病弱だった青年が特別な遺伝子を注入され、強靭な肉体を手に入れるところから物語がはじまります。

 

こうした話ばかりしていると、遺伝子研究が恐ろしく、自分とは関係のない世界のことだと考えてしまうかもしれませんね。

 

しかし、遺伝子研究はもっと生活に密着するところにあって、一般人の間でも議論されなければいけないことだと、ぼくは考えています。

 

遺伝子研究が必要とされる理由は大きく2つあります。

 

1つめは病気に関することです。

先日の記事でウーパールーパーはガンにならないということをご紹介しました。

(我が家のウーパールーパーの写真も載せていますのでぜひ!)

mochimochinochi.hatenablog.jp

 

あれだけ細胞分裂のスピードが速いのに、がん細胞は増殖しないそうです。謎は深まるばかりですが、遺伝子情報からヒントを得るために日夜、研究は進んでいます。

 

ガン治療に関する研究はすでに、遺伝子レベルの研究に発展しています。

 

ガンの他にも、現代の医学では不治の病とされているものはいくつかあります。 

もしこれらの病気が遺伝子レベルの治療でなければ完治できないとしたら、間違いなくぼくたちは遺伝子研究のいっそうの発展を願うでしょう。

 

 

2つめは食糧問題です。

現代において非常に大きな問題である人口の増加。2050年には人口は90億人を突破するといわれています。もし本当なら、食糧は確実に不足していきます。

 

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すでに食品業界では、遺伝子研究を利用した農作物の流通が常態化しています。

 

遺伝子研究を農業に利用することで、食糧問題をどこまで解決できるかは未知数ですが、研究を進めることで解決への糸口が見つかるはずです。

 

栄養価が高く、それでいて安価な食品が大量に生産されれば、食糧難でない日本人のぼくたちにとっても、そのほうがいいに決まっていますよね。

 

このように遺伝子研究はぼくたちの生活に直結しています。

 

 

遺伝子を書き換える技術である「遺伝子操作技術」に、革命が起きました。それが「ゲノム編集」です。

 

京都大学農学研究科の木下助教はゲノム編集についてこう語っています。

従来なら100年かかる遺伝子操作が、数年で実現できるようになった。

 

遺伝子研究がこれから数年で飛躍的な進化を遂げることが予見されました。

同時にぼくたちの生活により密着していくことになるでしょう。

 

 だからこそぼくたちもしっかりと知識と見解を持たなくてはいけないと思います。

 

遺伝子研究は非常に難解なので、頭のいい人に任せてしまいたい気持ちはよくわかります。

 

研究者たちは日夜、病気や食糧難に苦しむ人々を救うために研究をしています。そして、研究の恩恵を受けるのはぼくたちです。

 

生物の遺伝子をどこまで操ってよいのか、安全に問題はないのかを議論しなければいけないのは、むしろぼくたちの方だと思います。

 

 

遺伝子組み換え技術

ところで遺伝子とはなんでしょうか。ざっくり説明しておきます。

 

遺伝子とは、生物の染色体の中に存在するDNAを構成するものです。

 

簡単に言ってしまうと、設計図の一部です。遺伝子にはさまざまな情報がつまっていて、これが組み合わさって生物の設計図となります。

 

遺伝子は親から子へ、受け継がれていくものです。自然界では通常、受け継がれる遺伝子は親同士の遺伝子を掛け合わせたものになります。

 

突然変異のような遺伝子の変化は極めて稀なケースです。

 

人類はかつて、同種族同士を掛け合わせながら、食品の品種改良を行ってきました。

 

遺伝子組み換え技術の発明によって、これが大きく変わることになりました。

 

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人類は人為的に別の種族の遺伝子同士を交配させ、自然界では起こり得ない遺伝子の掛け合わせを強制させることができるようになりました。

 

研究者たちは長い年月をかけて、「どの遺伝子がどのような情報を担っているのか」分析し、人為的に遺伝子を掛け合わせた交配を続けてきました。

 

その結果、同じ食品なのにも関わらず、これまでとは違った特徴を持つ食品(遺伝子組み換え食品)が生産されるようになりました。

 

遺伝子組み換え作物について見ていきましょう。

 よく耳にするのは大豆やとうもろこしといったところでしょうか。

 

スーパーで買い物をするとき、遺伝子組み換えでない食品を選んでいる人も多いと思います。

 

ここに大きな落とし穴が存在します。

 遺伝子組み換え食品は家畜の飼料・油などに用いられています。そして醤油は遺伝子組み換え大豆を原料としても、「遺伝子組み換えでない」と表記する義務はありません。

 

とくに大豆は、その供給のほとんどを海外からの輸入に頼っています。

主な輸入国はアメリカ。

アメリカで生産される大豆の90%以上は遺伝子組み換え大豆です。

 

輸入された大豆から生成された醤油や、遺伝子組み換えされたトウモロコシをエサとする牛や豚のお肉は、いつもスーパーに並んでいるわけです。

 

つまり、ぼくたちは遺伝子組み換え食品を間接的に摂取しています。

 

もちろん、日本政府が安全かどうか審査した上で、許可された食品しか流通することはありません。

 

しかし、ぼくたちは遺伝子組み換え食品は本当に安全なのかを問い続けることが大切です。

 

 

メリット・デメリット

ここからは、遺伝子組み換え技術のメリット・デメリットについて考えましょう。

 

まずメリットとして代表的なものは、以下に挙げるようなものです。

 

・より栄養価の高い作物を作ることができる

・食品の生産スピードを飛躍的に早くできる

・害虫への抵抗性を持つ

 

上記のようなメリットがあれば、安定した食糧の供給が期待できます。農家からすれば収益も大きくなるでしょう。

養豚や養牛と営む人たちも、手頃に飼料が手に入るようになります。

 

こうしてみてみると、農業全体が活発にまわっているようです。

 

 

反面、デメリットは、

 

・人体に悪影響を及ぼす可能性がある。

遺伝子組み換え技術では、異なる種族同士の交配によって新たな遺伝子を生み出します。交配の際には意図しない遺伝子の変化がみられる可能性があります。

 

つまり、すべての遺伝子をコントロールするための技術ではないということです。

 

すべてをコントロールできず、予想しない副作用を引き起こす可能性も否定できないのです。

 

・生態系を破壊する可能性がある

身近なところでは、遺伝子組み換えによって害虫抵抗性を持つようになった農作物が挙げられます。

 

こういった農作物には、害虫にとって有毒な成分を植物に持たせることで、害虫を近づかせないための遺伝子組み換えが施されています。

 

こうした遺伝子組み換え施術が、生態系や地球環境にとって無害であるとは言い切ることができません。

 

 最後に

専門用語は少なめにして、遺伝子組み換えの仕組みのところだけ紹介してみましたが、いかがだったでしょうか。

 

次回以降でお話するゲノム編集はもう少し踏み込んだ知識が必要になるので、頑張って分かりやすく説明したいと思います。

 

記事を読み終える前に、大切なことをもう一度確認しておきます。

 

・遺伝子操作に関する研究は大きくふたつ「遺伝子組み換え」、「ゲノム編集」

・遺伝子組み換えは「自然界では起こり得ない遺伝子の掛け合わせ」を強制するもの

・遺伝子組み換えは「すべての遺伝子をコントロールすることはできない」

 

次回以降はさらにディープな話をしていこうと思っていますので、この3つは押さえておいてください。

 

なにか質問や間違っているところがあれば教えてください!

 

続編が完成したらTwitterで報告しますので、ぜひフォローをお願いします。

 

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